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<焼酎・泡盛の普及 2>

昨日の焼酎・泡盛の普及からの続きです。 

焼酎と泡盛は、原料の風味を麹や酵母によって引き出し、一度だけ蒸留するのは同じですが、

途中の製造工程に違いがあります。  一般に焼酎は、コメや麦などでつくる麹に、水と酵母を

加える二次仕込みの方法。 泡盛は原料のタイ米に黒麹と水、酵母を加え、一度に仕込みを行

う「全麹仕込み」の方式をとります。 泡盛はこの製法により、多量のクエン酸がつくられ、亜熱

帯気候のなかでも、腐敗の原因となるカビや雑菌の繁殖を防ぎ、醗酵が促されます。

日本で、蒸留酒がつくられるようになっておよそ600年。伝来には三つのルートが有力とされま

す。紀元前3千年頃、西アジアで生まれた蒸留技術は、東はインド、中国、シャム(タイ)へ。 西

はスコットランドに伝わったとされます。この技術がシャムから、15世紀の琉球、鹿児島へと伝

来した「タイルート説」。その他中国から琉球に伝わった「大陸ルート説」と、朝鮮半島から北部

九州へ伝わったとされる「朝鮮半島ルート説」です。海を渡ってきた蒸留技術は、九州各地に広

まり、その土地の農作物と結びつき、人の手によって、各地各様の発展を遂げてきました。


(焼酎・泡盛の普及 3へ続きます)

by refresh_light | 2007-12-01 13:44 | 食べ物 | Comments(0)
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