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道玄坂近所で自然治癒力アップの整体をやっています。
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スガレを追う その2

(スガレを追う その1からの続きです)

スガレは道に沿って飛ぶとは限らず、山でも谷でも、そして河でも林でも、かまわず飛んで行く

ので、見失わないように追いかけるのは、楽ではありませんがスリル満点です。

上を向き夢中でスガレを追いかけるので、林の切り株が足に突き刺さるなど、大怪我をした人も

います。 地下足袋は安全のようでも駄目。 足裏のゴムは切り株に負けてしまいます。 底が

丈夫な革で出来た靴なら、少し重くなりますが安全。

スガレを追いかける距離は、およそ200~300メートル位が多かったような記憶があります。  
そして、巣はだいたい土手の横腹のようなところにあるもの。

巣に戻ったスガレは、小さな巣穴に入る時、足に縛ってある真綿の先を上手に食いちぎります。 
スガレが巣に入ったのを確かめたら、次の行動です。

夕方、巣を出入りするスガレが少なくなった頃、煙の出る花火に火をつけ、巣穴へ差し込みま

す。 中のスガレはこの煙で、ほとんど仮死状態に。 人が麻酔で眠っているような状態です。 

この間に戻ってくる元気な蜂に刺されないよう、顔に網目のものを被るとかの注意が必要。 煙

を差し込んで20分~30分経過した頃、土手の土を取り除き、何重にも重なった巣と、仮死状態

のスガレとその子供、そして、やや大きい女王のスガレ蜂(1匹)を忘れないよう、新しい巣に移

すことが肝心。  新しい巣は、あらかじめ、みかん箱のようなもので、スガレの巣に似せて作っ

ておき、この箱に巣とスガレを移します。 (スガレを追う その3へ続きます)

by refresh_light | 2006-10-31 13:50 | 田舎 | Comments(0)
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