人気ブログランキング | 話題のタグを見る

道玄坂近所で自然治癒力アップの整体をやっています。
by refresh_light
<未来小説2020年2>

平太は「上海の大学院で電子工学を研究する」といっていた。「同じだよ。大学院を出ても
どうせ工場勤めだから。それに重慶の工場は1万5000元もくれるんだよ。手取りで・・・」

と平太は得意げにいった。「何だ1万5000元。たった15万円じゃないか」 一瞬、和夫は
そう思った。「団塊の世代」はいまだに20世紀の感覚が抜けない。1ドルが100円、1元

が10円だった頃のことだ。「けど、今は違う。円安が進んで1ドルは240円、1元は70円
近い。1万5000元は約100万円だ」。10年前には1ドルが90円、1元は13円台だった。

いや3年前でさえ、1ドルは150円、1元は30円だった。円が暴落し出したのは2年まえの
2018年秋、世に言う「平成30年の大破局」からだ。30年も前から日本の財政は赤字

構造、特に2010年頃からはそれがすさまじくなり、財政支出の半分以上が国債発行、
つまり借金で賄うのが常態化してしまった。(未来小説2020年3へ続く、読売新聞参照)

by refresh_light | 2010-12-13 13:06 | 社会経済 | Comments(0)
<< <未来小説2020年3> <未来小説2020年> >>