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渋谷道玄坂の7月、真夏のある日の出来事だった。 昨夜から降ったり止んだりの雨が早朝ま で続き、湿度は高くむし暑い気候。 渋谷整体おじさん用事があって、朝7時頃、数分離れた店まで雨傘をさして出掛けた。 途中の 円山町辺りにはホテルが多い。あるホテルの前で若い女性が傘もささずに、バッグを胸に抱えう ずくまっていた。 体半分がホテルの軒下にかかっていたため、傘がなくても雨でびしょ濡れに なる状況ではなかった。 繁華街の早朝の雨降り、若い女性がどうしたことか、整体おじさん、こ の女性に声をかけました。「雨の中、どうしたんですか」。 OL風に見える女性は「飲みすぎて体がふらふらする、神泉駅に行きたい、でもどう行ったらい いか」と、はっきりと言う。「神泉駅はすぐ近くだ、良かったら駅まで送っていくよ」と傘を出した ら、「彼女は有難うございます」と言いながら喜んで整体おじさんの傘に入ってきた。 井の頭線の神泉駅まで2~3分間、彼女は思ったよりしっかりした足どりで、相合傘の格好で、 いろいろな話をしてくれました。「名前はOO、年齢は25歳、何処の誰だか分からない人に、どう して傘を貸して送ってくれるのか」などと言っていました。 小雨のなか、うずくまり、ホテル前、若い女性一人、早朝の繁華街、などをつなぎ合わせて考え ると、彼女に聞いてみたいことはあったが、私はあえて何も聞かなかった。女性の話を聞くだけ にとどめた。 神泉駅で分かれる時、「真っ直ぐ家に戻ってね」と話したら、ホッとした表情で 「有難うございました」と笑顔で手を振っていました。 * 繁華街、若い女性は注意が大切、遊びと危険は、紙一重、
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| 2008-08-27 12:31
| 道玄坂周辺
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